アーティスト・イン・レジデンス アーカス・プロジェクト
2008年10月15日 法政大学市ヶ谷校舎 ボアソナードタワー3F マルチメディアスタジオ
2008年10月15日、アーカス・プロジェクトの公募により招聘されたアーティスト4人を招いて講演会を行った。会場は法政大学・ボアソナードタワー3階のマルチメディアスタジオで、アーカス事業のディレクター遠藤水城氏、マネージャーの黒田真知子氏、テクニカル・コーディネーターの中村敬氏の3氏とアーティスト4人に、活動や作品の写真を添えて、約2時間半にわたりお話を聞いた。
まずアーカス・プロジェクトとは、1995年から茨城県主催で始まった事業で、アーティスト・イン・レジデンス事業を中心に、展覧会、ワークショップ、レクチャー、コンサート、映像上映会など数多くのプログラムを展開している。アーティスト・イン・レジデンスとは、公募によって世界中からアーティストを招聘し、アーティストに長期滞在用のスタジオを提供することで創作活動を促し、同時に地域との交流の機会を提供している事業である。このアーティストたちが選ばれたプログラムは、茨城県守谷市の「もりや学びの里」で、毎年9月から12月の約4ヶ月滞在して作品制作をするものである。このプログラムは守谷市をはじめ、茨城県南部や千葉県などを含むこの地域の芸術活動の中核を担っており、子供たちのためのワークショップなどのアウトリーチ活動や地域ボランティアによるサポート活動などを積極的に行っていて、美術館などの文化施設のないこの地域において、その役割は大きい。
アーカスのアーティスト
ポーリーン・オルテテンのプレゼンテーション
今回の講演会の構成は3部で、まず1部でアーカスの活動についてと今後のビジョンを、2007年度よりディレクターの遠藤氏、マネージャーの黒田氏、テクニカル・コーディネーターの中村氏にお話いただいた。2部では、2008年度に招聘された4人のアーティストたちから、これまでの制作と日本でのプロジェクトについて、写真とともに発表していただいた。4人のアートをめぐる考えや活動のコンセプトはさまざまで、講演会に集まった生徒や教授陣たちはそれぞれの感想を持ったようだ。3部での質疑応答がそれを物語っており、生徒からは作品に対しての素朴な疑問、教授陣からは、自分の講義やゼミで教えていることと絡めた質問や感想が述べられた。
さて、私たちゼミ生は何をしていたのかというと、会場の準備や受付、記録のほか、4年生の宮内と3年生の永田が通訳を手伝った。アーカスのスタッフの方々とは、以前からワークショップのお手伝いなどで顔見知り。アーティストたちとリラックスして交流が持てたのは、講演後に神楽坂で行われた打ち上げでのことだっただろう。講演会の会場は、小さいながら多くの人でいっぱいになった。美術やそれに伴う活動について、法政大学で学べる機会はまだまだ少ないので、このような講演会をひらけたことは、良い第一歩になっただろう。
■アーカス・スタジオ
遠藤水城 (ディレクター)
黒田真知子(マネージャー)
中村敬(テクニカル・コーディネーター)
■アーティスト
康雅筑(カン・ヤ=チュ)
1980年台湾生まれ・台北在住
ポーリーン・オルテテン
1982年オランダ生まれ・アムステルダム在住
ダニエル・サロモン
1976年デンマーク生まれ・パリ在住
ジョシュア・ソファー
1972年イギリス生まれ・ロンドン在住
当日はたくさんの方にお越しいただいた


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